震災見舞いありがとうございます

友人知人でこちらのブログを見に来てくださっている皆様、或るいは通りすがりの皆様、28年熊本地震に関し、当方ごとき者へのご厚情、誠にありがとうございます。
連日の報道で、被災地の惨状を知って頂き、大変ご心配をお掛けしております。

4月14日以降、緊急地震速報よりも揺れが先に来ちゃうという、(´ω`)‥トホーな状況でござる。
しかし「被災地」くまモン県に居ながら、本当に申し訳ないくらい、あの激震の中にあっても、当家地区はダメージが少なかった。

平成元年築の我が家、「本震」と言われているあの揺れの時は、その前夜の揺れより格段に大きく、そして長く長く揺れた。
その時私は1階リビングのソファでうたた寝をしており、大きな揺れと同時に目が覚めた。
まぁ頭上には何も落ちてきそうな物がないし、そのままの態勢で動かずにいたんだけど、揺れは想定を外れるスケールで、頭上に何もないしどころの話じゃなく、建物の1階が潰れたら、私は2階の下敷きになっていただろう。
リビングの真上2階は、ふるさと離れて震災を案じている愚息ゴエモンの部屋である。

「遂に来てしまったか」
とか、
「もしかしたらダメかもしれない」
って、そこまで考えちゃった。

そのくらい揺れた。
人生で最大の、そして最長の揺れだ。

だけど我が家は踏ん張ってくれた。
前夜の地震では、物は一切落ちなかったし、家具も全く倒れたりしなかったのだが、この時ばかりは違った。
食器棚の扉が開き、そこからお銚子とぐい呑み、そしてコーレーグースの瓶が落ちていた。
落ちていたことを瞬時には気づいておらず、揺れが鎮まってダンナが寝室からリビングに駆け付けた以後に気づいた。

ダンナがリビングに来たその後、リビングダイニングが酒臭いので、
「ああ…ダンナ、晩酌のせいで酒クセェ〜」
って口には出さずにいたんだけど、それがどんどん気になって来て、
「酒臭いよ」
ってダンナに向かって言ったところ、
「コレだよ」
って言い、転がり落ちて蓋が開き、中身が流れ出ているコーレーグースの瓶を指さした。

コーレーグースの瓶から泡盛が床にドバドバ〜。
そりゃ酒臭いわ(爆。
ダンナに濡れ衣着せてしまってスマン。

でも不幸中の幸いで、陶器やガラス瓶が転げ落ちたのに、それらは全く割れずにいてくれて、後片付けも簡単に終了。


2階の私の寝室では、本棚に置いていた写真立てや書籍など、少しモノが落ちていた。
だけど写真立てのガラスも無傷。
ゴエモンの部屋でもほぼ被害なし。

ドアや窓の類が開かなくなることもなかった。
まだローンを払い終えていないこの家で暮らしていける。

決して小さくない余震が、その夜も度々繰り返された。
直下型地震なので、緊急地震速報よりも揺れが先に来る事ばかり。
ドキドキハラハラな状況が続く。
流石にこの激震の後にはダンナも私もビビっていて、乗用車で避難したほうが良いのかもしれない…との想定も。
我が家の目の前にある市営団地では、家々の灯りはそんなに灯っていなかったけれど、深夜1時半を回っているにも関わらず、団地を出て行く車の動きが多くなっていた。

「車庫が潰れてからじゃ遅いよな」
とダンナが言って、
「アンタ、飲んでいるからダメ」
と私が我が愛車モーちゃんを車庫から出し、母屋から一番離れた場所、道路に向かった状態で止めておいた。
薄着をしていた私に向かって、逃げるときに備えて着込んでおくようにとダンナが言う。
アンタ、結構しっかり者だな。
普段もそのくらい私に温かい言葉をかけてくれたらなぁ、家庭内の空気ももっとあったかいんだからぁ。


余震が来る度に不安になる夜を、二人共眠りにつけずにそのままリビングで明かす。
車中へ避難という考えも浮かびはしたが、家の中のほうが温かいし、何よりも家の中にほとんどダメージがなかったことから、いざと言う時には逃げ出せる心構えだけはして、リビングでテレビ画面を追い、パソコンでネット情報を追い、エアバンドを聞いて自衛隊や警察・消防のヘリ等が、熊本上空を飛んでくれていることを把握していた。



エアバンドの件ではひとつ言わせて。
電波法に触れるかもしれないけれど、一部だけ書かせて。

熊本空港の管制官たちは、この震災に関連して、本当にすごい仕事をし続けていると思う。

最初の震源地だった益城町。
熊本空港の土地も、その益城町に一部がかかっている。
震災発生直後から、自衛隊や海保、そして警察に消防、防災のヘリや航空機、救難出動や情報収集活動のために夜通し多くが飛来していた。
そこへ持ってきて取材ヘリや取材小型機。
空港周辺の狭いエリアへ、被災地の上空を飛ぼうとして、夜明けとともにどんどん管制官が調整すべき対象が増えて行った。

これらのニアミスや事故は絶対に起きてはならない。
だから飛行高度が低い方はレスキュー対象と、高い方は取材対象とに分け、或る一定の高さで区切るように管制官が調整していたのだけど、高い高度を割り当てられた取材サイドから、この高さでは撮影にならないとか、いつまでこの高さで待たせるのかとか、自分よりも低く飛べている他社ヘリがいるとか、管制官へ無理難題をふっかける輩が複数いた。
「非常事態です、ご理解ください」
管制官はそう呼びかけていた。

挙句には、特に質が悪いある一社のパイロットが、
(コールサインを私は聞き取っているので、そこから社名もわかっている)
「コチラは仕事で来ているんです。この高度では撮影が出来ず仕事になりません」
などと言い出す始末。

はぁ!?
空の安全よりも、お前の仕事かよ!!
この管制官、徹夜で真っ暗な空とレーダーを見つめながら仕事し続けているんだよ。
絶え間なく交信続けているのに、そんな私情みないなものを挟んだ交信で仕事の邪魔するなよ、バーカ!

文句たらたらなコイツは、他機との交信の妨げになると思われたのだろう、管制官から別チャンネルで交信するように指示され、そっちで日本語による交渉をする羽目に。
管制官の仕事を増やし、そして邪魔した大馬鹿野郎め!

聞いていて本当に不快だった。
お前みたいな根性の奴らが取材した素材なんか、クズ同然だよと言いたくなる。

いるんですよ、非常事態のさなかなのにこんな奴が。
どう思います?
私も報道にちょっとだけ関わる立場だけど、こんな取材の姿勢は絶対に許せない。

18日もコイツと同じ社のヘリが、また高度のことで管制官にいちゃもんつけていた。
コールサインが違っていたが、声色と口調があの時のヤツと似ていた。
もしかしたら同一人物かも?

ああ、嫌だ嫌だ。
空を飛ぶ者の中に、こんな根性の奴がいるなんて悔しくて仕方ない。

ここ数日間の管制官たちの仕事ぶりは、勲功に値するものだと思う。
こんなことは殆どの人が知らないだろうから、あえて私は書く。
ひとりくらい、こんな事を書く人間がいたっていいだろう。
民航の定期便が空港ターミナルビルの損壊で運休していたが、明日からまた運行再開するという。
そうなればまた一段と厳しい空域になる阿蘇くまもと空港周辺。
こうした管制官の支えがあるからこそ、救援活動が無事故で行われ、皆さん方のご家庭にも現場画像が届いているのだということもお忘れなく。

こうした喧騒の中なのに、余震で管制塔も激しく揺れたはずなのに、管制官は任務を全うし続けた。
女性管制官もいたんだよ。
激震で思わず悲鳴を上げたくなるようなときもあったと思う。
それでもあの方々は自分たちの使命を全うした。

未だ夜が明けぬ空の下、自衛隊機が管制空域を離れるとき、交信の最後に自衛隊機へ向かって、女性管制官が、
「お気をつけて」
ひとこと日本語で添えた。
あなたこそ、その管制塔の中で…お気をつけて…。
私は聞いていて胸が熱くなった。



さて、余震まみれで16日の夜が明けた。
こんな時でもいつものように朝が来る。


この震災で我が家は一度も停電せず、ネットの光回線も途切れていない。
すごいぞ九電、ありがとうNTT。

自宅の上水道は、70メートル超ボーリングしてある井戸水だ。
停電すると井戸ポンプが止まってしまうのだが、通電してくれているので生活用水に支障なし。
井戸水は濁りも生じていない。
ガスはプロパンなので供給継続。
よってライフラインの状態は全く無傷。


激震の翌朝16日、私はいつもどおりに出勤した。
職場では落下物の後片付け等があるだろうと考え、いつもよりも早めに出勤する。
職場へ行ってみると、他の人々も早めに出勤して来ていた。
ワーカーホリックだな…。


就業中にも時々強い余震が来る。
あんまり余震が多いので、揺れているんだか揺れていないんだか、時々訳がわからなくなる。
東日本大震災の時にも、こんな話を聞いたっけ…。



流石に職場は非常時体制を敷き、安全の確保のため規模を縮小して業務に当たり、普段よりも早く業務を終えることになった。
ダンナは16日から1泊の出張が入っていたのだが、これはキャンセルになった。


16日の夕方以降、余震はだいぶ収まった。
16日に帰宅すると、ダンナが私よりも先に帰宅しており、玄関にまだ新しいブルーシートと軍手が置かれていた。
雨予報だったし、ダンナなりにどこかから調達したみたい。
やればできる子、ダンナ。

でも雨はひどくならずに時は流れ、ブルーシートを夜中に広げることなく済んだ。

17日と18日は私は仕事が休みになっていた。
丸々2晩眠れなかったその疲れは、16日の夜の熟睡(睡眠不足でとてもじゃないけれど起きていられなかった)で随分解消できた。
夜中に余震で2回ほど目が覚めたんだけど、飛び起きるほどの揺れにはならなかったし、眠気のほうが勝っていたのでまたすぐに眠ってしまっていた。
ダンナも同様だったみたい。


16日土曜日と17日日曜日、わが町の道路は交通量が増えており、稀に見る渋滞が生じている様子は、なんじゃこりゃ?と思える状況になっていた。
ガソリンスタンドに長い列。
  私は満タンにしたばかりだったのよ、良かったわ。
ドラッグストアでは買い物に2時間かかったって。
  水とか紙おむつとか、我が家では買わずにいても支障がないものに殺到とか…。
スーパーやコンビニから、カップ麺、パン類、弁当類、飲料水が消えている。
  水が止まっていないのって、電気が使えてガスも使えるのって、本当に運が良いとしか言えない我が家だわ。


ライフラインがアウトな熊本市内あたりから、生活物資買い物需要の皆さんが、はるばる当地にもやって来ていた模様。
「ここまで北上してきたけれど、安心できる量が未だ買えていない。
 このまま福岡県内まで、北上続けるつもりです」
そう話す人もいた。

加えて温泉地なわが町は、天然温泉の立ち寄り湯も通常営業中。
中には被災者対応として、無料開放している天然温泉もあり、お風呂に入れない方々が、家族連れで大勢お越しになっていた。

こんな非常時だもん。
必要な人々に必要なものを利用して頂かなくてはね。
私も温泉にでも行きたかったが(最寄り天然かけ流し温泉は車で5分とかからない)、当面は温泉通いも見送ろう。

それから当面は必要な買い物だけにとどめよう。
この空気に流されて、勢いだけで買い物に走るのはやめておこう。
本当に必要としている人々に、本当に必要な物が届くように考えよう。
必要のない外出も控えよう。
いたずらに交通量を増やす原因に自らがなってしまわないように。


山鹿温泉は元気です。
風評被害が心配なのよ。
余震はガタガタ来ているけどね、極上のお風呂に入れるよ。
県内にはまだ他にもそう言う土地があるんだよ。
だから観光客の皆さんも、温泉王国のくまモン県を見放さないでね。



わが町の中で、他県からの災害派遣や応援派遣の自衛隊車両、消防や警察車両、そして電力会社の作業車や医療機関の救急車などを何度も見かける。
本当に遠くから、沢山の方々が駆け付けてくださっている。
わが町はライフラインがほぼ無傷ゆえ、おそらくここを通過して被害が大きい地区へ向かうのだろう。
車のナンバープレートや車体に書かれた所属等を見て、なんと遠くからの多くの方々の熱意の中にいることかと、私は目頭も胸も熱くなるのだった。



熊本城の惨状、阿蘇地方の息を呑むほどの被災状況などなど、連日の報道を見ては胸が痛む。
自分が足を運んでいる場所が、身近な土地が、こんな姿になるなんて。
私の休日の癒しの場だった阿蘇地方が、あんな姿になってしまったなんて。
すぐ近くでこんなことが起きているなんて。
そして自分には何も出来ない。
思いを祈りを胸に抱き続けることくらいしか出来ない。

職場が一緒の益城在住の人は、最初の大揺れで家の中が散々な状況になり、自宅を出て車で避難していたことろへ本震が追い打ちをかけたらしく、自宅が傾いてしまってもうダメ…って。
勿論彼は仕事も休んでいるのだけど、彼に掛ける言葉も見つからないくらい…身近な所に深刻な被災者。


ゴエモンがLINEのタイムラインに、
「ニュースを見れいるのが辛い
 地元のあんな姿を見るのは辛すぎる
 でも熊本の人たちは辛いなんてもんじゃないはず」
などなどと書き込んでいるのを、職場の休憩時間に取り出したスマホで目にして、激震も乗り越えて仕事してバタバタしながら気が紛れていた私なのに、一気に気が緩んでしまって思わず涙した。
泣かせやがって、ゴエモンのバカヤロー。



しばらく収まっていた余震だけど、今夜また大きいのが来た。
この状況は本当に先が見えないし、いつまた家屋の危険を感じるような、大きな余震が来るもかわからない。
正直、こんな状況は、自宅で暮らせている私達だって落ち着かない不安な日々だ。
それだけじゃなく、震源域が移動しており、他地方への誘発も?なんて説も出ていて、全国津々浦々ご安全に!な気持ちである。



多くの方々から、お見舞いのメールやメッセージを頂戴しており、感謝の念に絶えませぬ。
生活物資を送りましょうかと、勿体ないお言葉を掛けてくださる方も少なくなくて、こんな私達へありがたや…と、頭が上がらない。
ひとつひとつに丁重なるお礼を申し上げるべきところなれど、余震続きのこの中故、そうもいかない時と場合もありまする。
しかし皆様方のお気持ちを、深く深く受け止めつつ、当家一同この難局には未だ負ける訳にはいかないぞ…な所存。


友人知人の皆様方、通りすがりの皆様がた、あこちん家は元気でござる。
私は常々、頑張れよと声を掛けるような場面でも、
「頑張れって言うと頑張り過ぎちゃうから、頑張れって言わないよ」
という言葉を使っていたけれど、今の私達は頑張り過ぎない程度に頑張らなければ!な時だと思う。

頑張っています。
でもそれが何と無く今の私達の自然体。
頑張り過ぎない程度に頑張っています。
遠くから近くから、熱いハートをありがとう。

頑張るモン!
がまだすモン!
明日から仕事は5連勤だモン!


〜「被災地」から感謝を込めて〜



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・似ている人=金太郎
・釣りが好きなナマケモノ。某釣り船サイトの管理人。
・下手っぴーだがGOLFに手を出し…そして諦めた。
・休日はドライブ/温泉/うまいものなどの探求。
・PCは林檎使い歴23年ほど。はじめの一歩はMacintosh LC575。現在はiMacの27inch。
・'10.06末に窓PCを手に入れたが、こちら方面のことはちょびっとしかわかりましぇん。
・最近は主にミラーレス一眼DMC GX1とズームレンズ、それとあくおす・ぽんを使って撮影している。
・ヒコーキとか空とか草花とか、浅く広く多趣味。
・日々の日記を綴りながら、その時に聞いている曲や頭の中に浮かんできた曲が「本日のBGM」。クリックしても曲が流れ出す訳ではないのでご注意下され。(マジでクリックする人がいるそうな…)

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