ここに眠る

10日(月)、早朝からダンナと二人でワッセワッセと穴を掘る。

祈り2

場所はラブちゃんハウスの裏手。
棕櫚の木立がジャングル感を醸し出す我が家の庭。
この棕櫚は元はというと、ゴエモンが幼い頃に、私とご近所の里山を歩いている最中、その林の中で見つけた高さ30cm前後の苗。
それを二人で3本掘り上げて来て、この地に移植したものである。
20年近く経過して、こんなに大きくなっちゃったー。
あそこにあったのは、鳥さんの糞にでも混じっていた種から出て来た、実生苗なのだろうなぁ。




祈り3

ダンナが被せてくれていた白いタオルをこちらでも用いる。
庭に咲いている花々を傍らに置き、あのウェハースも顔の横に置く。
前夜、テーブルの上に置かれていたこのウェハースの袋を見ながらダンナが、
「これってラブの?」
と尋ねるので、
「そうだよ、食べてもいいよ」
と答えたら、
「いいよ、ラブと一緒に入れてあげなよ」
なんて言う。
「お弔いのつもりで半分貰えば?」
とも彼に言っていたのだが、結局ダンナは全部をラブちゃんへ。

花に囲まれたこの姿を見て、
「あー、きれいだー」
とダンナがホッとした声を出していた。

白い花はアツバキミガヨラン…だと思う。
亡父母が何処かから貰ったもので、我が家の敷地周りに植え込まれている。
ちょうど今の時期に、背の高い花をつける。



ワッセワッセと土を戻し、ラブちゃんのお墓完成。

祈り1

庭からチョキンチョキンと切り花を集めて、

祈り4

お供えしたでござる。
右下に見える小さな赤いバラは、ゴエモンが幼い頃に「僕も薔薇の苗を買いたい」と言って選んだ品種・パッシーノ。
ゴエモンの気持ちも届くようにと、迷わずこれもチョッキンして来た。
黄色いバラは、相方O嬢が昨年のクリスマスに贈ってくれた鉢植えを、今年に入ってから地植えにしたもの。
彼女ともお付き合いは長いラブちゃんだからね。
亡父母が育てていた皐月も添えた。
父ちゃん母ちゃん、そっちでラブちゃんを温かく迎えてくんろ。

フード、お水、お饅頭、そして線香と、前日にハウスの近くに置く際に、ポキンと少し折れてしまっていた蚊取り線香も。
いや、残していても仕方ないので、あは。
もうラブちゃんが蚊に悩まされなくてもいいようにと、えへ。



丸一日経過した今朝、いや実は昨夜から、筋肉痛のワタクシ。
ダンナも昨日、足腰が痛いようなことを言っていた。
大きな穴掘りだったからねー、たはは・・・。




お墓を作り終え、ダンナは、
「これでひと安心だ」
と言っていた。
結局ひと晩ハウスに安置したままだったので、気になってよく眠れなかったらしい。
彼は夜中に何度も起きてきていた。
私も寝付きが悪くて寝不足。

ダンナの部屋からは、目の前にワンコのハウスが見える。
そういえば猫の銀之丞は、この部屋の窓際まで行き(時々ダンナが連れて行ってくれた)、網戸越しにラブちゃんを見ているのが好きだったりしたな。
私が仕事に行くために外に出た時、ダンナは自分の部屋にいて、
「ここからラブが見えていたんだよぉ」
と網戸の向こうから寂しそうな声で、そんなを言っている。

「寂しいんだったら、何処かからワンコ貰ってくればぁ?
 保護されたことか、かわいそうな子が世の中にはいっぱいいるんだよー」
そう返したけれど、ダンナがネクストワンコを考えていないのも知っている。
ゴエモンは、
「次は柴犬を」
などとも言うが、私は、
「それは無理だね」
と回答した。

ラブを我が家に連れてきた当初、ダンナは内心困ったことだと感じていたのも知っている。
最初の言葉は賛成じゃなかったからね。
生まれてからずっと、私の実家はワンコを絶やしたことがないが、ダンナはそういった子供時代を送っていない。
ワンコがいて当たり前な幼少時代を送っていないダンナと、そうではなくてワンコを絶やしたことがない私やゴエモンとでは、その考え方に温度差があるのは事実だろう。


ダンナだって今は寂しいんだ。
「かわいそうだなー」
ラブちゃんが重篤になってからも、天に召されてしまってからも、そしてお墓に入れてからも、ダンナの口からは何度もその言葉が出た。

ダンナは我が家のワンコたちを可愛がってくれたし、ワンコが嫌いって訳じゃないのもわかっている。
事後承諾で迎え入れてしまえば、それなりのなし崩しな日々が始まるだろうけれど、ダンナの心情を考えると、すぎにまた次のワンコを…というのは、今は考えないほうがいいと思う。

何よりも今は家の中に3ニャンズもいるしね。




スコップや鍬などを片付けながら、ふと傍らの梅の木を見上げたら、

え?

なんだかスゲー!な色に擬態しているアマガエルさんが葉の上に。
びっくりしたどー。
もっと近くで見たかったけれど、かなり高いところにいるので近寄れなかった。
こんなカエルが、この木の周囲にたくさんいるんだろうなぁ。






ラブが亡くなったことをダンナからメールで知らされ、帰宅して車から降りようとした時に、私にはラブの甘え声が聴こえた。
日没時刻を過ぎて私やダンナが帰宅すると、散歩とご飯の時刻になっていることがわかっている彼女は、それを催促する甘え声を漏らしたものだ。
昼間に帰宅しても、ラブはそんな声を出したりしなかった。
なかなか賢いワンコであり、
「無駄吠えも全然しなくて、おとなしい、いいやつだたよなぁ」
とダンナも回顧している。

あの時、ラブが亡くなったことがわかっていたのに、亡くなってしまったんだと知って急く気持ちで帰宅したのに、私にはあの甘え声が聴こえた。
正確には私の耳元にそれが蘇っていただけなのだけど、あれはやっぱり「聴こえた」なのだと思う。

我が家で最期を迎えさせてあげられたけれど、結局一人で息を引き取ったラブ。
前日は家にずっと居られたんだけどね・・・・・、ごめんねラブ。
おかえりって、待っていたよって、ちょっと寂しかったよって、私に声を届けたのかな。



そして皆さん、多くのコメントを有難うございました。
ラブちゃんも感謝している筈です。




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ジャンル : 日記

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・釣りが好きなナマケモノ。某釣り船サイトの管理人。
・下手っぴーだがGOLFに手を出し…そして諦めた。
・休日はドライブ/温泉/うまいものなどの探求。
・PCは林檎使い歴23年ほど。はじめの一歩はMacintosh LC575。現在はiMacの27inch。
・'10.06末に窓PCを手に入れたが、こちら方面のことはちょびっとしかわかりましぇん。
・最近は主にミラーレス一眼DMC GX1とズームレンズ、それとあくおす・ぽんを使って撮影している。
・ヒコーキとか空とか草花とか、浅く広く多趣味。
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